田辺保健所管内の高齢者施設で食中毒
2023年11月8日 18時20分
福祉・医療
田辺保健所管内の3つの高齢者施設で昼食をとった20代から90代の利用者と職員、あわせて15人が、下痢や腹痛などの症状を訴え、検査の結果、食中毒とわかりました。
和歌山県によりますと、診察をした医療機関から食中毒の発生届が提出されたため、田辺保健所が調査した結果、患者の共通食が、上富田町岡の飲食店「Cafe COZY」で調理提供された昼食のみだったことや症状が似ていること、その他に感染症を疑うエピソードがないことなどからこの昼食を原因とする食中毒と断定しました。
このため、田辺保健所は、食事を提供した飲食店をあさって(10日)までの3日間、営業停止処分にしました。
15人は、入院などはしておらず、全員快方に向かっているということです。
食中毒の今年(2023年)の感染者数は、これまで139人で、去年と同じ時期に比べて3倍以上となっています。