仏手柑収穫が本格化/和歌山県田辺市
2023年12月7日 19時16分
経済
社会
ミカンの産地田辺市でかんきつ類の一種「仏手柑」の収穫が本格化しています。ミカンの仲間ですが、丸みがなく実の先が人の指のように分かれるため、仏の手を連想させるのが名前の由来のようです。
ミカンのサイズはこぶし大の大きさで20センチほどまでで、食用には向きませんが、日持ちがするため茶席の飾りや生け花などに使われます。出荷先は首都圏や京阪神の生花市場が中心です。
仏手柑の栽培農家大谷吉史さん41才は、「手間がかかるが、作り続けるのは期待して待ってくれる人がいるからです。見た目が面白いので手に取ってみてほしい」と話しています。仏手柑の収穫は今月(12月)末まで続きます。