和歌山労働局、雇用調整助成金などを不正受給した事業所などを新たに公表/和歌山県
2024年1月25日 16時51分
福祉・医療
社会
新型コロナウイルス感染症感染拡大で国が支給した雇用調整助成金などを不正に受給したとして和歌山労働局はきょう(25日)県内の宿坊寺院や飲食店などを公表しました。
和歌山労働局によりますと、高野町の宿坊寺院「天徳院」は、おととし(2022)年10月下旬までの2年半余りの間に休業したように書類を作成し、雇用調整助成金724万円を受給していました。
また御坊市の飲食店「ごはんとお酒 咲吉」は、2021年6月までのおよそ10カ月の間を研修期間としていましたが、担当の社労士が雇用調整助成金や緊急雇用安定助成金を受給できると判断し、休業したという書類を作成し、およそ800万円を受給していました。
岩出市の飲食店俵やは、おととし(2022年)12月下旬までの2年4カ月の間に休業したとする書類を作成し雇用調整助成金や緊急雇用安定助成金556万円余りの支給を受けていました。
労働局はいずれもきょう(25日)までに不正受給と認定したものです。
このうち天徳院は、指摘された助成金を全額返還していて、ほかの2つの飲食店は現在返還計画を作成中ということです。