和歌山県内の児童施設2カ所でノロ集団感染
2024年2月15日 20時22分
福祉・医療 社会

和歌山県によりますと、有田川町()紀美野町()の児童保育施設2カ所で、ノロウイルスの集団感染が確認され、県では施設の消毒の徹底や、おう吐物や便の適切な処理、手洗いの励行をしっかりするよう、県民に呼びかけています。

県・健康推進課によりますと、集団感染が起きたのは、有田川町立藤並()保育所と、紀美野町立きみのこども園です。

いずれの施設も、今月(2月)9日に、複数の児童や職員に下痢やおう吐の症状が現れ、管轄の保健所が発症した人の便を調べたところ、ノロウイルスが検出されました。

きのう(14日)までに、藤並保育所では園児と職員あわせて81人、きみのこども園では園児と職員あわせて34人の発症が確認されましたが、いずれも入院するなどの重症化はなく、全員快方に向かっているということです。

ことし(2024年)に入って、県内で発生したノロウイルスの集団感染は、今回の2例をあわせて5例目となっていて、県・健康推進課では、県民に「新型コロナ禍の時は、外との接触機会が少なかったため、とくに小さい子どもの免疫が十分出来ていない事も考えられる。ノロウイルスは一年を通じて発生し、冬から春先にかけて流行するので、トイレやドアノブ、手すり、床などの消毒や、便やおう吐物の適切な処理、手洗いの励行をしっかり行って欲しい」と呼びかけています。