水難偽装殺害、二審も有罪 大阪高裁、夫側の控訴棄却
2024年3月4日 18時35分
事件・事故

白浜町の海で水難事故を装って妻を殺害したとして殺人の罪に問われた夫の裁判で、大阪高等裁判所はきょう、懲役19年とした1審の判決を支持し、被告側の訴えを退ける判決を言い渡しました。

判決を言い渡されたのは、野田孝史(のだ・たかし)被告34歳です。

野田被告は2017年7月、和歌山県白浜町の海で、妻の志帆(しほ)さん当時28歳を溺れさせ、低酸素脳症で死亡させたとして、殺人の罪に問われました。

1審の和歌山地裁は2021年に野田被告に対し懲役19年の判決を言い渡しました。

この判決を不服として、野田被告側は控訴していました。

きょうの裁判で大阪高裁は、1審の判決を支持し、野田被告側の控訴を棄却しました。