【串本ロケット】カイロス初号機打ち上げ失敗・和歌山市のPV会場は落胆のため息
2024年3月13日 14時42分
社会 イベント その他

きょう(13日)午前11時すぎ、和歌山県串本町()(くしもとちょう)の民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられた小型ロケット「カイロス」初号機が、発射から数秒後に爆発し、打ち上げは失敗しました。

カイロス初号機爆発のもようを残念そうに見つめるパブリックビューイングの参加者ら(3月13日・和歌山市・和歌山県立博物館)

きょうの打ち上げの模様を大型モニターで見ようと、和歌山ユネスコ協会と県BBS会が和歌山市吹上()の県立博物館で開いたパブリックビューイングの会場では、参加したおよそ30人の市民から、打ち上げ直後に拍手と歓声が上がりましたが、数秒後に爆発し、打ち上げ失敗が伝えられると「ええっ?」という驚きの声とともに、一転、沈黙に包まれました。

参加者は「残念です」と落胆の声を上げたほか、「他府県ではこのような事がないので、和歌山の発射場でまた頑張ってくれると思います」と、次への期待を語る声が聞かれました。

和歌山県BBS会の高垣晴夫会長

パブリックビューイングを主催した県・BBS連盟の高垣晴夫(たかがき・はるお)()会長は「宇宙開発はそんなに簡単ではないということ。ただ大事なのはそれを乗り越えていくことで、みんなでもっといろんな知恵を集めて、次こそ成功につなげて欲しいです」と話していました。