センバツ出場の耐久高校 湯浅・広川両町による壮行会
2024年3月15日 22時02分
スポーツ 社会 イベント

春の選抜高校野球大会の開幕を目前に控えたきょう(3月15日)、創部119年にして初めての出場を果たした和歌山県立耐久高校野球部の壮行会が地元・湯浅町と広川町の主催で開かれ、町長らが、チームにエールを送りました。

きょう正午から、湯浅町の湯浅駅前なぎ広場で開かれた壮行会には、町長ら行政関係者のほか、校長や野球部のOB会長ら学校関係者、応援する町民らあわせておよそ200人が出席し、ユニフォーム姿の選手たちにエールを送りました。

この中で、広川町の西岡利記(にしおか・としき)町長が挨拶し、「かなりのプレッシャーがかかってると思いますが、気にせず、甲子園で大いに暴れまくってください。勝ち負けはあとでついてきますが、試合が終わったあと、校歌を歌いたい」とユーモアを交えて呼びかけました。

挨拶する西岡・広川町長

また、湯浅町の町長職務代理者の楠義隆(くす・よしたか)副町長は、「日ごろ皆さんを応援してくれる地域の皆さんやOB、保護者への感謝の気持ちを忘れず、大会では、思いっきりプレーしてください」とエールを送りました。

エールを送る楠・湯浅副町長

壮行会で、耐久高校野球部の井原正善(いはら・まさよし)監督は、「町民の皆さんから、『おめでとう』ではなく、『ありがとう』と言われることがうれしくて、皆さんが自分事として甲子園出場を捉えてくれていることを実感した。甲子園では、自分たちの野球をして9回が終わったときに校歌を歌いたい」と大会での活躍を誓いました。

健闘を誓う井原監督

また、赤山侑斗(あかやま・ゆうと)主将は、「大勢の人々に応援されていることを自覚して精いっぱい戦ってきます」と挨拶し、壮行会のあとのインタビューでは、「ベスト8を目指したい」と決意を語りました。

選手を代表して挨拶する赤山主将

耐久高校は、大会3日目の第3試合で、千葉の中央学院と対戦します。順調に日程が進めば、今月20日の午後2時試合開始の予定です。

一方、96回目となる今年(2024年)の選抜大会には、和歌山県から、21世紀枠の県立田辺高校も出場していて、大会初日、今月(3月)18日の第2試合で、石川の星陵と対戦します。