和歌山キワニスクラブ「きらり賞」に女子高生バンド 
2024年3月26日 19時34分
歴史・文化 社会

高校生のオリジナル音楽を讃える第28回和歌山キワニスクラブ青少年のメッセージ「きらり」の表彰式がきょう(3/26)、和歌山市で開かれ、受賞者が表彰を受けた後、オリジナルソングを披露しました。

表彰式の様子(2024年3月26日・ホテルアバローム紀の国で)

「きらり賞」は、社会奉仕団体の和歌山キワニスクラブが、音楽制作を通じて、芸術への関心と創作意欲を高めてもらおうと、和歌山県内の高校生を対象に、オリジナルの音楽を募集して表彰しているもので、今回は「Let‘s Fly! 未来に向かって羽ばたこう」をテーマに6つの作品が寄せられました。

そして選考の結果、最優秀の「きらり賞」に、和歌山信愛高校1年の4人の女子生徒でつくるバンド「coffeeみるくシュガー」の「t0wa(トワ)」という作品が選ばれたほか、優秀賞2作品と、奨励賞1作品も選ばれました。

きょう午後、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれた表彰式典では、受賞者が、和歌山キワニスクラブの西口伸(にしぐち・しん)会長から表彰状と記念品の目録を受け取った後、演奏を披露しました。

coffeeみるくシュガーの演奏

「きらり賞」を受賞した「coffeeみるくシュガー」の4人は、和歌山信愛高校1年生で、中学1年の時から軽音楽部のクラブ活動でバンドを組み、これまで4年間、活動してきました。そして、今回、初めてオリジナルソングを作詞作曲し、応募しました。

(左から)蒸野さん、木村さん、古川さん、池内さん

バンドのリーダーで、ベース担当の蒸野菜々花(むしの・ななか)さんは、「今回、応募しようと言い出したのが私で、みんなに協力してもらって受賞まですることができてよかったです。これからは、ほかの大会にも参加するなどしてこの4人で長く活動を続けたい」と話し、作詞を担当したリードギターの木村心咲(きむら・みさき)さんは、「なかなか歌詞が思い浮かばず、みんなから言葉をもらって書いたので、全員で作詞したようなもの。4人が知り合って一緒に活動する中で、互いを頼りにして感謝していることも盛り込みました」と話しました。また、ギターとボーカル担当で、今回の歌を作曲した古川なな花(ふるかわ・ななか)さんは、「曲を作るのに半年もかかり、締め切り間際になったにもかかわらず、他のメンバーが、短い時間で作詞してアレンジを加え練習してくれた」と感謝し、ドラム担当の池内結香(いけうち・ゆいか)さんは、「ドラムのアイデアを出したりしましたが、曲作りのほとんどを他のメンバーがやってくれて受賞できました。こうした機会があれば、積極的に関わりたい」と意気込みを語りました。

県立星林高校吹奏楽部の合唱

このほか、優秀賞には、県立星林高校吹奏楽部の「空に向かって」が選ばれ、きょうのステージでおよそ30人の部員が合唱したほか、同じく優秀賞に選ばれた県立海南高校3年の二川凛(ふたがわ・りん)さんが、「一歩」というオリジナルソングを披露しました。

熱唱する二川さん

また、奨励賞には、県立那賀高校放送部の「未来図」が選ばれています。

奨励賞を受賞した県立那賀高校放送部の2人