商業捕鯨、今年初の捕獲
2024年4月2日 21時12分
経済 社会

北海道の根室沖できのう(1日)、ミンククジラ漁が始まり、4頭が捕獲されました。

日本小型捕鯨協会や水産庁によりますと、今年の漁は3月に宮城県沖で始まっていましたが、漁獲は初めてでした。

今年の漁獲枠は全国で142頭で、うち根室沖やオホーツク海沖の割り当ては33頭です。

きのう(1日)は鮎川捕鯨が2頭、千葉の外房捕鯨、和歌山県の太地町漁協がそれぞれ1頭を捕獲しました。いずれもメスで、体長は7.5メートルから8.3メートルでした。これらは網走市内などで解体され、競りにかけられます。

日本小型捕鯨協会会長の貝良文さん64才は「3日前に来たときは流氷だらけで船を出せるか心配しましたが、氷に付着するプランクトンがクジラを引き寄せてくれました」と話していました。

日本が2019年に国際捕鯨委員会IWCを脱退し、商業捕鯨を再開して今年で6年目で、水産庁によると、去年は漁獲枠136頭に対し、全国で83頭を捕獲しています。