京奈和道・紀の川IC、復旧は約1年後
2024年4月7日 17時40分
災害・防災

路面の亀裂などの影響で閉鎖されている京奈和自動車道の紀の川インターチェンジについて、国土交通省・和歌山河川国道事務所は、このほど、復旧方法を決定しましたが、復旧まで1年ほどかかるという見通しも明らかにしました。

紀の川市神領(じんりょう)の紀の川インターチェンジでは、出入口付近の道路で、路面に亀裂などが見つかり、去年(2023年)12月5日からインターチェンジを閉鎖、上下線とも利用できなくなって、すでに4か月が経過しています。

その間、国道事務所が、ボーリング調査などを実施し、その結果、原因は、隣接する「ため池」の水量変化に、インターチェンジ下の盛土などが対応できなくなったためとしています。

このほど開かれた路面変状対策検討委員会で、復旧工事について、現在の盛土を撤去し、新たに軽い盛土に替えて、ランプ部を構築するとともに、恒久対策として、地滑りを抑止するための盛土も実施するとしています。

そして、速やかに復旧工事に着手する見込みですが、紀の川インターチェンジが利用できるようになるまで、1年ほどかかる見通しだということです。