花盛祭で春の訪れ祝う、かつらぎ町・丹生都比売神社
2024年4月14日 18時59分
社会

高野山の守護神として知られるかつらぎ町の世界遺産、丹生都比売(にうつひめ)神社で、きょう(14日)、祭神に花を供えて春の訪れを祝う恒例の「花盛祭(はなもりさい)」が開かれ、快晴の下、観光客らでにぎわいました。

祭典では、宮司が祝詞(のりと)を読み上げ、神前神楽(しんぜんかぐら)「浦安(うらやす)の舞(まい)」と雅楽(ががく)が奉納されました。参道の両側には、バラや桃の花などが入った高さおよそ1メートルの竹筒が並べられていました。

鎌倉時代から続くとされる「渡御(とぎょ)の儀」では、狩衣(かりぎぬ)姿で、剣や弓矢などの神宝を手に持ったり、みこしを担いだりしたあわせておよそ100人が、赤い天狗(てんぐ)の面をかぶった猿田彦神(さるたひこのかみ)を先頭に神社周辺を練り歩きました。