鶴保氏くら替えを断念視野か、県議団有志が立候補見送り要請
2024年4月19日 19時51分
政治 社会

参議院和歌山選挙区選出で自民党の鶴保庸介議員が衆議院和歌山1区にくら替えして立候補することについて、自民党県議団の有志が見送りを求めたことがわかりました。これは一部の関係者が明らかにしたものです。

次の総選挙では、和歌山1区は去年4月の補欠選挙で初当選した日本維新の会の林佑美氏に鶴保氏が挑む構図が見込まれていました。しかし、参議院和歌山選挙区の選出議員が鶴保氏と自民党を離党した世耕弘成氏の2人であることから、くら替えを見送るよう求めた議員らは、鶴保氏がくら替え出馬すると、自民党所属の県選出の参議院議員がいなくなることへの懸念を示したということです。

また、鶴保氏は衆議院選挙の公認候補となる和歌山1区支部長の予定者に決まっていますが、派閥の裏金問題で自民党への支持が低迷する中、くら替え断念も視野に入れて調整が進められているということです。

一方、和歌山2区の支部長を務める自民党の二階俊博・元幹事長は次の選挙に立候補しないことを表明していて、鶴保氏がくら替えを断念した場合、自民党は改めて和歌山1区と2区の候補者の選定を求められることになります。