紀南でこいのぼり悠々と泳ぐ/和歌山県
2024年4月25日 16時39分
歴史・文化 社会 イベント

5月5日のこどもの日を前に、2011年の紀伊半島豪雨の被害を受けた新宮市熊野川町では復興を願うこいのぼりが揚げられました。また本州最南端の串本町では、地元のダイバーが海中にこいのぼりを設置しました。紀南地方では山と海でこいのぼりが元気に泳いでいます。

このうち新宮市熊野川町では川の氾濫でこいのぼりが流失し、復興を願い、全国から寄せられたこいのぼりが、住民グループが掲げています。きょう(25日)は、中学生も作業に参加し30匹のこいのぼりを挙げました。住民グループの代表を務める下阪殖保さんは、「毎年水害を思い出します。泳ぐ姿を見ると元気がもらえる」と話しました。また、串本町では、ダイバーが海中の岩場にロープを張り、15匹のこいのぼりを繋ぎました。様々なサンゴが群生し、豊富な魚類が見られるダイビングスポットをアピールしています。串本ダイビング事業組合の谷口勝政さんは、「透明度がよく、全国屈指の魚類が見られる。ぜひ潜りに来てほしい」と話しています。