青岸渡寺で開山祭、那智勝浦町
2021年4月11日 16時34分
歴史・文化 社会

那智勝浦町の世界遺産、那智山(なちさん)青岸渡寺(せいがんとじ)で、きょう(11日)、開祖の裸形上人(らぎょうしょうにん)をしのぶ「開山祭」が営まれました。

本堂では、開帳された本尊の如意輪(にょいりん)観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)に茶を供え、高木亮英(たかぎ・りょうえい)副住職71歳が経をあげました。

例年は、一般参加の茶席が設けられますが、今年(2021年)は、去年(2020年)に続いて、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。そして、茶を立てる地元の茶道裏千家淡交会(たんこうかい)南紀支部と参列者の間にも、透明な仕切り板が置かれました。

高木副住職は「コロナが一日も早く収束し、平和で穏やかな日々が来るよう願った」と話しました。