串本町できょう(14日)打ち上げが予定されていた小型ロケットカイロス2号機は発射場の上空の強風のため中止になり、あす(14日)11時に再度打ち上げられることになりました。強風のため打ち上げが中止になったカイロス2号機を打ち上げる事業主体、宇宙事業会社「スペースワン」は串本町内で記者会見を開きました。会見に臨んだスペースワン株式会社の阿部 耕三(あべ こうぞう)執行役員は「きょうの中止は上空10キロ以上のところを吹く風が強く機体に影響があると判断したため」と説明し、あす(14日)の打ち上げを目指していると話しました。また、機体や発射場などには何の問題もなく、地上の風や天気などは全く影響がなかったといい、「きょう 会場にお越しいただき楽しみにしてくださった方々に申し訳ない。次はしっかり打ち上げたい」と、次の打ち上げに強い意欲を示していました。

また串本町の田嶋勝正町長は、きょうの打ち上げが中止と発表があったのち、串本町のロケット打ち上げ応援会場の田原海水浴場で記者会見し、「正直残念だ最高の天気だったのできょうは必ずうち上がると思っていた。自然のことなので仕方がない。次も多くの方が来てくれると思う。警備体制も充実させて皆さんのお越しをお待ちします」と話しました。また和歌山県の岸本周平知事も、「天候での延期はよくあることだ。期待感が高まれば高まるほど、成功したときの喜びが増すのではないかと思っている」と取材に応じて話しました。カイロス2号機の打ち上げ応援会場の一つ、串本町の田原海水浴場には、2500人の見学者が午前11時の打ち上げの瞬間を見守っていました。大阪から来たという20代の親子は 「朝5時に大阪を出てきました。打ち上げを楽しみにしています」と話していました。また、種子島から来たという男性は、種子島と串本の地域の取り組みに興味があってきた。民間の会社のロケットを見てみたいとの思いもある」と話していました。会場では発射の中止が告げられると見学者からため息も漏れましたが多くの見学者は「自然のことだから仕方ないよね」などと話しながら会場を後にしていました。
