習慣的な玄米摂取で認知症予防に期待・東洋ライスと東北大の研究G
2026年2月24日 18時03分
経済 福祉・医療

東北大学と東洋ライス株式会社の共同研究グループは、きょう(2月24日)東京都港区のホテルで記者会見を開き「習慣的な玄米の摂取が、高齢者の認知機能を改善させることを実証した」と発表しました。この種の研究発表は初めてということです。

記者発表のもよう(2月24日・東京都港区)

今回の研究を率いたのは、脳の発達や加齢のメカニズムに詳しい、東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターの瀧靖之()(たき・やすゆき)教授らのチームです。研究グループは、60歳以上の高齢者を対象に、東洋ライスの「ロウカット玄米」を食べさせる、6か月間にわたる調査を行いました。

その結果、表面の硬いロウ層を取り除いた「ロウカット玄米」を週に4回以上継続して食べたグループでは、脳の前頭葉()のうち、物事を計画し、効率よく実行する能力が向上したことが確認されました。

玄米のヌカの部分には、脳の活性化に役立つとされる「ガンマ・オリザノール」などの栄養素が豊富に含まれていて、「ロウカット玄米」は白米と同じように手軽に炊けて、消化にも良いのが特徴で、こうした「続けやすさ」が認知機能の維持や改善に繋がったと考えられています。

東洋ライスの雜賀社長(右)と東北大学の瀧教授(左)

瀧教授は「日本の主食であるお米を通じて、社会課題である認知症問題の解決につながれば」と期待を寄せています。

東洋ライスの雜賀慶二()(さいか・けいじ)社長は「ヌカは生命力を与え、健康を増進させると確信していたが、今回の研究で科学的に裏付けられた意味は非常に大きい」と 話しています。