観海閣復元整備完了、28日から一般公開/和歌山
2026年3月26日 18時35分
歴史・文化
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和歌山市の和歌浦(わかうら)で、復元整備が進められてきた観海閣(かんかいかく)が完成し、あさって(28日)から一般開放されます。
観海閣は、1651年(慶安4年)に、紀州徳川家、初代藩主、徳川頼宜(とくがわ・よりのぶ)によって建立された紀三井寺を眺望する水閣(すいかく)で、和歌川(わかがわ)河口の干潟という立地から、高波などの被害で、修築と再建が繰り返されてきましたが、第二室戸(むろと)台風で流失したのを契機に、1963年、鉄筋コンクリートで再建されました。
それから半世紀以上が経ち、老朽化とともに、台風被害などあり、建立当時と同じけやきを用いた木造による建築で復元されることになり、2020年度から、県が、およそ4億円をかけて整備が進めてきたもので、このほど、江戸時代の美しい姿が蘇りました。
28日は、午前10時から、近くの和歌の浦アート・キューブで関係者によるセレモニーなどが行われ、午後1時から一般に開放されます。
また、この日は、観海閣のお披露目にあわせ、雅楽や筝曲の演奏会、短歌発表会、近くの玉津島(たまつしま)神社では、桜まつりや餅つき、マーケットなどが開かれ、観海閣が立つ妹背山(いもせやま)のあしべ屋妹背別荘・奥座敷では、建築担当者や学芸員、大学教授による講演会や座談会などが行われることになっています。
復元された観海閣は、木造地上1階、延べ床面積は62平方メートルで、入場は無料です。
そして、観海閣を含む和歌浦一帯は、万葉の故地(こち)としても知られる古くからの景勝地で、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」にも認定されています。