大門坂の平安衣装体験、外国人にも好評で人気/和歌山・那智勝浦町
2026年4月16日 18時30分
経済 歴史・文化

那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社に向かう参詣道(さんけいみち)沿いにある大門坂(だいもんざか)茶屋の平安衣装体験が、外国人観光客も含め、人気となっています。体験客数は、平日でも多い日は10人以上、休日や団体客があれば、1日50人にも及んでいます。

番組取材で平安衣装体験をする柳橋さやかさん(左)と関陽菜子アナ(大門坂茶屋近く)

大門坂茶屋の平安衣装体験は、1999年に紀南地方で開催された南紀熊野体験博を機に、熊野詣(くまのもうで)体験の一環で、元小学校教員だった宮本照代(みやもと・てるよ)さんが、熊野古道沿いの生家を活用して始めたもので、人気を博したことから、体験博以降も継続されました。

大門坂茶屋の平井裕子さん

紀伊半島大水害や新型コロナを経ても茶屋と体験は継続されてきましたが、宮本さんは、今年(2026年)97歳と高齢になったこともあり、今は、茶屋に姿を見せることはほとんどなく、代わりに、15年前から手伝っていた娘の平井裕子(ひらい・ひろこ)さんが、10人程度のスタッフとともに体験などを引き継いでいます。

番組取材で平安衣装体験をする柳橋さやかさん(右)と関陽菜子アナ(熊野古道・夫婦杉)

運営する那智勝浦観光機構によりますと、昨年度(2025年度)の体験者数はおよそ2800人で、このうち半数以上の53・5%が外国人客となっていて、中でも最近は、台湾からの団体客が多いということです。

平井さんは、団体客が多い時は大変としながらも、続けていることについて、「衣装を着付けていくに従って、お客さんの気分が上がっていき、とてもいい顔になっていく。それを見るのが楽しみ」と言い、「リピーターも多いんですよ」と笑顔で話しました。

大門坂茶屋の平安衣装体験は、2時間4千円で、時間延長にも対応していて、平安衣装を着て、熊野那智大社に参拝したり、那智の滝を訪れることもできます。また、男性用の狩衣(かりぎぬ)や子ども用の衣装もあり、夫婦や家族での利用もあるということです。大門坂茶屋は年中無休で、ホームページまたは電話で予約できます。