和歌山大空襲81年・犠牲者追悼法要、次年度以降は規模縮小へ
2026年7月9日 18時16分
歴史・文化 社会

太平洋戦争末期・1945年7月9日の「和歌山大空襲」から81年となるきょう(7月9日)和歌山市戦災遺族会主催の追悼法要が、戦災死者供養塔のある和歌山市の汀公園()(みぎわこうえん)で営まれました。

追悼法要のもよう(7月9日・和歌山市・汀公園)

和歌山大空襲では、アメリカ軍による爆撃で、市民1400人以上が死亡または行方不明になり、和歌山城天守閣をはじめ、市内中心部が炎に包まれました。とくに、現在の汀公園付近では火災旋風による死者が集中しました。

戦災死者供養塔

去年(2025年)まで午後1時から開かれていた法要は、近年の厳しい暑さから、ことし(2026年)から午前10時に時間を繰り上げて行われ、和歌山市戦災遺族会の田中誠三())(たなか・せいぞう)理事長や和歌山市の尾花正啓()(おばな・まさひろ)市長をはじめ、およそ100人の参列者が、僧侶の読経の中、焼香をして犠牲者の霊を慰めました。

千羽鶴の奉納

また、市内の小・中学生らが祭壇に千羽鶴を奉納したほか、恒久平和の祈りを込めて誓いの言葉を述べました。

和歌山市戦災遺族会の田中理事長

和歌山市戦災遺族会の田中理事長は「世界では、いまも争いが絶えない現実がある。大空襲の記憶を後世に伝えることが私たち戦災遺族の責務だ。戦争の惨禍を二度と繰り返してはならない」と訴えました。

そのうえで、田中理事長は、近年、戦災遺族会の活動が高齢化で難しくなっているとして、来年度(2027年度)以降は、追悼法要の規模を縮小して開催することを表明しました。