防災意識、たいまつで継承、広川町「稲むらの火祭り」/和歌山
2026年10月25日 10時50分
災害・防災 イベント

広川町できのう(24日)、江戸時代の大地震で闇夜の中、稲わらに灯した火を目印に津波から逃れたという出来事を今に伝える「稲むらの火祭り」が行われました。

広川町には、1854年に起きた安政南海地震で、地元の実業家の浜口梧陵(はまぐち・ごりょう)が、「稲いなむら」と呼ばれる稲の束に火を灯して村人を高台に導き、津波から救ったという言い伝えが残されています。

祭りは、防災意識の継承が目的で、きのうは町民らおよそ370人が参加し、火を灯したたいまつを手に高台の神社までおよそ2キロを練り歩き、避難路の把握や早期避難の重要性を確認しました。

梧陵の子孫、浜口道雄(はまぐち・みちお)さん83歳も一緒に歩き「若い人たちが多く参加し、災害時の避難の大切さを知ってもらう良い機会。ぜひ周りの人にこの逸話を広めてほしい」と語りました。

津波からの避難を意識した広川町のこうした町づくりは、文化庁の「日本遺産」に認定されています。