車の保有認めるも運転は否定、和歌山市に再考を訴え
2022年6月26日 16時07分
福祉・医療
和歌山市は、左脚の膝から下を切断した57歳の男性に、マイカーの保有を認めた上で、運転しないことを条件に生活保護制度の利用を認めていることがわかりました。
市は、「運転した際の事故の可能性などを考慮した」と説明していますが、男性側は「生活保護費の受給を打ち切らせる布石ではないか」と主張し、買い物や就職活動に支障が出ているとして、再考を求めています。
男性が杖を使って、1日に歩くことができるのは、およそ400メートルで、通院時は最寄りのバス停まで休憩を取りながら20~30分かけて向かい、生活保護を受けるまでは車の運転を続けていたということです。
男性を支援する和歌山市の和歌山生協病院・医療相談員の長谷英史(はせ・えいじ)さん50歳は「生活保護は権利だが、行政が自己責任論を持ち出し、受給者に恩恵を与えていると考えている証拠だ」と指摘、男性は「自動車を使えるように、弁護士や支援者らと協力して、市に訴えていく」と話しています。