連合和歌山「2025原爆展」イオンモール和歌山で開幕
2025年7月25日 15時36分
歴史・文化
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広島と長崎の原爆投下のもようを写真パネルで紹介し平和の尊さを訴える、連合和歌山による「2025原爆展」が、きょう(7月25日)から、和歌山市のイオンモール和歌山で開かれています。
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これは、連合和歌山をはじめとする近畿2府4県の連合の地域組織が共同で「『願う』平和から『叶える』平和へ」をテーマに、悲惨な戦争や原爆被害を風化させないよう、毎年この時期に開いている巡回展です。

会場のイオンモール和歌山2階のイオンスタイル前には、1945年8月6日の広島市と、8月9日の長崎市での原爆投下直後のそれぞれの街の様子や、熱風で大やけどを負って救護を受ける子どもの様子、平和を訴え続けた被爆者たちのメッセージなどが、写真パネルで紹介されています。

また今回は、和歌山大空襲から80年を迎えたことから、大空襲直後と現在の和歌山市中心部の様子を比べて見られるパネル展示も行われています。

あわせて、会場には折り鶴を折るコーナーも設けられ、ここで折られたものを千羽鶴にして、来年(2026年)広島の平和記念式典に奉納し、恒久平和を祈願します。

連合和歌山の山本龍一(やまもと・りゅういち)会長は「忘れてはならない過去の惨事を継承するため、連合は、毎年展示会を通じて訴えている。過去に10回ほど被害を受けた和歌山大空襲の記憶を語れる人も少なくなるなか、戦争の悲惨さを風化させないための一助になれたら」と来場を呼びかけています。
「2025原爆展」は、あさって・27日までイオンモール和歌山2階の イオンスタイル前で開かれています。