イルカ漁妨害に備え訓練、田辺海保/太地・和歌山
2025年8月21日 17時05分
事件・事故 災害・防災

太地町で、イルカなどの追い込み漁が始まるのを前に、田辺海上保安部などはきのう(20日)、太地漁港で、反捕鯨団体による妨害行為を想定した警備訓練を行いました。

訓練には、海上保安官らおよそ30人が参加し、小型ボートに乗った反捕鯨団体の活動家がイルカのいけすの網をナイフで切断したり、海上保安部のボートに石を投げたりした想定で実施されました。訓練では、逃走した小型ボートを海上保安官が追い詰め、活動家役を取り押さえました。

来月(9月)から漁を行う太地いさな組合の土山正樹(つちやま・まさき)組合長は「この時期に訓練していただけたのは大変ありがたい。最近は海上での妨害行為はないが、訓練は抑止効果がある」と話しました。