第705回番組審議会
2025年8月27日 16時03分
歴史・文化 教育


和歌山放送の第705回番組審議会がきょう(27日)開かれ、今月(8月)11日から15日の5回、それぞれ午後5時50分から9分間、「wbsニュース5」で放送された企画特集「戦後80年。今、戦争を語り継ぐ」について審議が行われました。

番組では、1945年、昭和20年の和歌山大空襲で被災した3人の男性がそれぞれ当時の避難生活を語ったほか、御坊市に疎開中、日高大空襲での被災体験を紙芝居に残した女性の平和への思いを伝えました。また、田辺市龍神村に墜落したB29搭乗兵を弔おうと毎年、地域で慰霊祭を続け、戦争を知らない世代に受け継ごうという取り組みについても取材しました。

番組審議会では委員から「証言が生々しくリアリティがあり体験者が語る重みを感じた」「誠実な取材でローカル色があり人選もよかった」といった意見が出されたほか、「戦争体験者が少なくなる中でこれからも取材を続けるとともに
記録として残してほしい」「子どもにも聞きやすい内容で制作するなど番組作りに工夫を」「平和を考えるため、日米関係や憲法も含めた突っ込んだ番組も検討してほしい」といった意見も出されました。