【和歌山県議会】12億9200万円の補正予算案など提出
2025年9月9日 17時38分
政治

和歌山県は、道路整備や住宅耐震化の促進、企業版ふるさと納税の受け入れ拡大の事業費など、一般会計でおよそ12億9200万円を増額する9月補正予算案を、きょう(9月9日)開会した9月定例県議会に提出しました。

9月定例県議会のもよう(9月9日・和歌山県議会議場)

9月補正予算案の財源は、国庫支出金や地方交付税をあわせておよそ5億9000万円、県債がおよそ5億8100万円などとなっています。

主な事業は、幹線道路網の整備や住宅耐震化の促進、堤防の機能強化などを行う国庫補助事業費に、およそ11億1073万円を計上しています。

また、海南市や田辺市などの5か所で発生した、ことし(2025年)6月の大雨による崖崩れの緊急対策工事費が3640万円となっています。

一方、県の企業版ふるさと納税制度で寄せられた寄附金1億2千万円を地域振興基金に積み立てるほか、制度の仲介事業者への手数料として2442万円を計上しています。

このほか、債務負担行為では、工期の延長が必要になった、すさみ串本道路のすさみ南インターチェンジの道路改良工事に関する予算上限額として6千万円、来年度(2026年度)に県立近代美術館で開かれる「下村観山()(しもむら・かんざん)展」に関する予算上限額として4483万円をそれぞれ設定しています。

条例案件では、職員の働き方改革の一環として、1週間の総労働時間が変わらない範囲内で職員が自ら勤務時間を決められるフレックスタイム制を導入するため、条例の一部改正案が提出されました。

提案理由を説明する宮﨑泉知事

9月定例県議会は、今月(9月)26日までの18日間の会期で開かれ、一般質問が9月16日から19日までの4日間、23日からは常任委員会、25日と26日に再び本会議が開かれる予定です。

和歌山放送では、きょうの本会議と、一般質問、それに最終日26日の本会議のもようを、いずれもその日の午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。