2歳の女児死亡 保護責任者遺棄致死の疑いで両親逮捕
2025年9月26日 18時02分
事件・事故

和歌山市内の当時の自宅で2歳の長女を虐待して、治療を受けさせず全身打撲で死亡させたとして、いずれも26歳の父親と母親が逮捕されました。

保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されたのは、紀の川市に住む建設業の父親(たいら・)晴流(はる)容疑者26歳と無職の母親菜々(なな)()容疑者26歳です。

2人は去年(2024年)秋からことし(2025年)7月上旬にかけ、和歌山市新生(しんせい)(ちょう)の当時の自宅で2歳の長女()()ちゃんの顔や頭を殴るなど暴行して、病院で治療を受けさせず、全身打撲による外傷性ショックで死亡させた疑いがあります。

県警によりますと、7月10日午前7時ごろ、「子どもが熱中症で息をしていない」と菜々美容疑者から119番通報があり、女の子は心肺停止の状態で病院に搬送され、死亡が確認されました。

女の子に顎の骨折が認められるとの連絡を受けた警察が司法解剖した結果、内臓の損傷や皮下出血も認められ、虐待を受けていたことが発覚したということです。

また、死亡時の体重がおよそ6キログラムと2歳児の平均体重のおよそ半分だったことなどから十分な食事も与えられていなかったとみられています。

警察の調べに対し、2人は「間違いありません」などと容疑を認めているということです。