和歌山市の宿泊者万博需要で堅調な伸び
2025年9月29日 18時25分
経済
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和歌山市内で今年(2025年)4月から8月までの5ヶ月間に宿泊した人は、46万6千人余りで、前の年の同じ時期に比べて4万人増えたことが市の調べでわかりました。

市によりますと4月と5月の伸びが大きく、その後も堅調に推移しているということです。
この間の外国人宿泊者は6万4千人余りで、前の年の同じ時期に比べて6割以上多い2万5千人余り増えているのも特徴です。
国別や地域別ではアジアが多く、中国、台湾、香港からの宿泊者が多いということです。
こうした傾向について市では、大阪関西万博の開催や、大型ホテルの新設などが影響しているとみています。
またこれに合わせ和歌山城天守閣を訪れた人は、この期間中10万人以上で、比較できる平成15年以降で最も多い来場者でした。
これについて和歌山市の尾花正啓市長は、この機運を大切にして和歌山市を訪れる人やリピーター客を増やしたいとしていて、体験や食などを生かした観光のコンテンツづくりや魅力をアップさせるよう取り組むほか、和歌山県の世界遺産のゲートウェイでもあることから情報発信にも取り組みたいとしています。