橋本市高野口町のＪＲ高野口駅北駐車場で、今月（１０月）１２日、「高野口パイル感謝祭」が開催されます。これは、紀州繊維工業協同組合が、地域住民に向け初めて開催する展示販売会です。

パイル産業は、橋本市高野口町を中心に、明治初期から１５０年近く続く地場産業ですが、若い世代を中心に地元住民にあまり知られていないという現状に、組合として、危機感を持ち、初めて開催されることになりました。

感謝祭では、組合加盟の１３事業者が出展し、それぞれに特色を生かした生地の展示や製品の販売、また、再織(さいおり)の手織り体験も行われ、キッチンカーの出店もあるということです。

「高野口パイル感謝祭」は、１２日・午前１１時から午後５時まで、高野口駅北駐車場で開催されます。組合では、地元住民が誇りをもって自慢できる地場産業となるよう、また、この産業を未来につないでいけるよう取り組んでいきたいとしていて、来場を呼びかけています。