カイロスロケット3号機にメッセージを託そう/和歌山
2025年10月28日 18時30分
政治 社会 イベント

宇宙ベンチャーのスペースワン株式会社は、串本町から打ち上げられる予定の小型ロケット「カイロス3号機」の機体に、県民や町民からのメッセージを記載した特製シールを貼り付けることになり、きょう(10月28日)からインターネットの特設サイトで募集を開始しています。

カイロスロケット3号機のイメージ(スペースワン提供)

これは、スペースワンが県民や町民の宇宙への想いをカイロス3号機に託してもらうことで、地域の活性化や、宇宙関連産業と教育の振興につなげようと初めて企画したものです。

3種類のイメージロゴ

メッセージのシールは、発射場のスペースポート紀伊と、地元の串本町、それに那智勝浦町をイメージした3枚が作成され、いずれもカイロス3号機の先端部に近い宇宙空間に残る3段目付近に貼られる予定です。

メッセージは、県内に在住または通勤・通学している人を対象に、シール1枚にそれぞれ1000人ずつ、あわせて3000人から募集します。

いずれも30文字以内の、宇宙への願いやカイロス3号機への応援を込めたメッセージで、名前とともに応募します。

メッセージシールのイメージ

受付は、きょうから、スペースワンと地元のボランティア団体による「和歌山ロケット応援団」のウェブサイトで先着順に受け付けていて、11月30日まで募集していますが、定員に達した時点で締め切られます。

和歌山県の宮﨑泉()知事は「非常に面白い取り組みだ。県民の願いが宇宙に届いて欲しい」と述べ、応募を呼びかけています。

スペースワン社は、いまの時点でカイロス3号機の打ち上げ時期について明らかにしていませんが、決まった際には2か月前に発表する方針を示しています。