こども食堂へのサツマイモ寄贈式・更正目指す少年らが育てる/和歌山
2025年11月18日 18時30分
政治
社会
家庭不和などが原因で非行に走った少年らの更正と社会参加を促す活動の一環として行われた農業体験で収穫されたサツマイモが、きょう(11月18日)和歌山県内のこども食堂に寄贈されました。
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これは、非行少年を生まない社会づくりの一環として、少年らの自己肯定感を高め、社会貢献につなげようと、去年(2024年)に続いて行われたものです。
犯罪を犯した14歳未満の少年の数は、去年の同じ時期に比べて増加していて、家庭や学校内での孤立が原因のひとつとされていることから、和歌山県警察学生ボランティアと少年補導員などが協力して、このほど、少年らとサツマイモの収穫体験を行いました。

きょう午後、和歌山県庁で寄贈式が開かれ、県の子ども食堂の担当者に目録が贈られました。
和歌山県警察学生ボランティアの牧野珠宇(まきの・しゅう)さんは「サツマイモを収穫する時は、はしゃぐ少年らが危ないことをしないか見張りつつも、自分も一緒に楽しむことを意識しました」と話しています。
収穫したおよそ20キロのサツマイモは、有田振興局管内の子ども食堂に寄贈されます。