きのくに信金元職員が定期預金を無断解約、7800万円を着服/和歌山
2026年7月30日 18時15分
経済
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和歌山市に本店があるきのくに信用金庫はきょう(30日)、元職員が2021年8月からことし(2026年)4月にかけて、顧客の定期預金を無断で解約し7800万円あまりを着服していたと発表しました。
着服していたのは、ことし3月まで湯浅支店に勤務していた30代の元職員の男です。
きのくに信金によりますと、元職員は顧客に複数口座の定期預金をまとめると説明し手続きに必要な預金証書を預かったり、書き換え手続きなどで顧客が出した預金証書を盗むなどして無断で解約し、およそ7827万円を着服したとしています。
預金の解約伝票には顧客本人が署名・押印していたため、事務手続きを行った支店では着服に気がつかず、顧客からの問い合わせでことし5月に発覚し、元職員は着服した金について、自身の借入金の返済や遊興費に充てたなどと話しているということです。
信金では元職員を懲戒解雇するとともに、被害を受けた40代から90代までの10世帯、14人の顧客の預金については解約前の状態に回復させたということです。
きのくに信用金庫の田谷節朗理事長は、「このような事態を招きましたことを深く反省するとともに、お客様及び関係者、地域の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを心より深くお詫び申し上げます。早期の信頼回復に向けて内部管理体制の充実・強化をはかってまいりたいと思います」などと謝罪しました。

きのくに信金では、着服発覚後、一定額以上の現金を届ける際には2人の同行を義務付け、記録に残すことをルール化したほか、今後、再発防止対策チームを立ち上げることにしています。